横浜ユーラシア文化館

竹田多麻子

TAKEDA TAMAKO
自己紹介
横浜ユーラシア文化館で学芸員をしている竹田多麻子です。みなとみらい線日本大通り駅真上にある博物館です。工芸史を担当しています。
所属館の設置者・運営母体は ?
設置者:横浜市
運営母体:公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団
あなたの専門分野は ?
イスラーム工芸史
学芸員になろうとした理由、学芸員になるまでの経緯は ?
中・高校生時代に親と一緒に博物館や美術館へ行って、モノに興味をもっていました。大学へ入学してから学芸員という資格があることを知り、将来、博物館で働いてみたいと思い、資格を取りました。学生時代に古代エジプトのガラスの歴史に興味を持ち、これをテーマに研究を深めたいと大学院へ進みました。院生時代は三鷹にある中近東の歴史を研究するセンターで資料整理などのアルバイトをしていて、この時に初めてエジプトの発掘調査に参加できました。大学院在学中に開館直前だった今の博物館で図書整理担当として就職し、その後、学芸員として働いています。
仕事内容は ?
企画展を担当する時は、展示テーマの設定、展示構成、資料の選択、借用先との交渉、図録の執筆、展示設営など企画展に係る一連の作業を行います。展示が開始すると、ギャラリートークで展示品の解説をしたり、講座や講演会を開催したりします。また、モンゴルのゲルの組立・解体や馬頭琴演奏会のイベントを企画・実施しています。調査研究や展示企画だけでなく、展示室や収蔵品を保管する収蔵庫の管理も行っています。温湿度が資料にとって適切であるか、資料に害虫やカビの損害がないかを定期的に確認します。館独自のミュージアムグッズを作製する仕事もあります。ショップ担当者と打ち合わせしながら行います。
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三殿台考古館で行ったゲル組立イベント

仕事のやりがいのポイントは ?
展示解説や講座を受けられたりしたお客様から「よくわかった」「面白かった」「興味をもった」といった言葉を頂いた時、資料調査でその資料がどのようなものなのかが分かった時に、仕事のやりがいを感じます。
たいへんなところは ?
ユーラシアという広大な世界、そして古代から現代にいたる時代を扱っているので、自分の専門以外の資料の知識も必要とされること。自分で調べるだけでは難しい場合は、博物館のネットワークを通じてその分野の研究者を紹介してもらい、ご教示を頂いています。
今後やってみたいことは ?
日本ではまだ知られていない、なじみのない地域の歴史や文化を広く紹介したいと思います。日本ではイスラームの歴史や美術に関する展示が少ないのですが、イスラーム時代のガラスや陶器などの工芸品は装飾的、技術的にもとても素晴らしいので、イスラ―ムの工芸品をテーマにした展示を企画してみたいです。
学芸員として必要なスキル、経験、資格は ?
自分の専門分野以外のテーマも扱いますので、さまざまなことに興味をもっておくことが良いと思います。学芸員は調査研究だけでなく展示やイベントの企画などで様々なことが求められますので、自分の勉強や研究はもちろん、サークル、アルバイトなど学生時代のいろいろな経験が、学芸員で仕事をする上で役立つと考えています。
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