横須賀市自然・人文博物館

瀬川渉

SEGAWA WATARU
自己紹介
横須賀市自然・人文博物館 民俗学担当学芸員
所属館の設置者・運営母体は ?
横須賀市教育委員会
あなたの専門分野は ?
民俗学
学芸員になろうとした理由、学芸員になるまでの経緯は ?
大学受験がうまくいかず、第1志望でも第2志望でもない大学に入学しましたが、どうせならその大学でしか学べないことをやろうと民俗学を勉強しました。部活動は映画研究部に所属し、仲間の映画撮影を手伝うことが多かったですが、そこでの経験が祭礼やお神楽を自分で映像記録に残す際に役立っています。軽い気持ちで大学院進学を決めた直後にリーマンショックが起こり、大学院修了直前に東日本大震災が起こり、就職に不安がありましたが、2011年7月に現在の博物館に非常勤学芸員として就職しました。その後、2016年にあらためて公募による正規職員の採用試験をクリアして現在に至ります。
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仕事内容は ?
地域の民俗資料を収集し、調査研究を経て、それらを展示や教育普及活動に活用しています。民俗資料には民具と呼ばれる日常の道具もありますし、お祭りや昔話などの無形のものもあります。地域の皆さんを相手に仕事をするので、地域に溶け込むのも大事な仕事です。また、民俗学を志す仲間とともに学会を運営したり、博物館協会の活動に参加をして自らのスキルアップや博物館全体の振興を図ったりもします。
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仕事のやりがいのポイントは ?
民俗学は、現代に目を向けながら生活の歴史を「伝承」というキーワードで明らかにする学問です。生活の歴史を語ってくれる人を話者(わしゃ)と呼びます。老若男女が話者になり得ますが、どうしても高齢の方が多くなります。私は話者を勝手に「お友達」と思っています。話者は、自らの人生を漁具や農具を片手に生き生きと語ります。楽しかったこと苦しかったこと、家族には照れくさくて言えないことなど様々です。それは信頼の証であり、話者の年齢からして最後の「お友達」に選ばれたとき、やりがいと感謝の気持ちで一杯になります。
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たいへんなところは ?
市町村立の博物館では、考古学や文献史学、民俗学などの分野ごとに1名の学芸員が配置されていることが一般的です。自分の担当分野はすべてカバーしなければなりませんし、講座や展示解説などの行事も準備から本番まで体調管理を万全にして臨む必要があります。また、学芸員でも分野が違えば資料の取り扱いや展示方法なども違います。他分野の学芸員と一緒に特別展示等をする場合は、企画立案から展示資料のコンディション管理までを細かく調整する必要があり、それも大変です。
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