横須賀市自然・人文博物館

山本 薫

YAMAMOTO KAORU
自己紹介
横須賀市自然・人文博物館の山本です。植物学担当の学芸員です。藻類を含めた植物全般と菌類も扱います。
所属館の設置者・運営母体は ?
横須賀市教育委員会です。
あなたの専門分野は ?
植物学(分類,生態,多様性,進化,保全)
学芸員になろうとした理由、学芸員になるまでの経緯は ?
小学生の頃から植物博士になりたいと思っており,自由研究として継続的に地元の植物調査をしていました。中学生の頃に植物の研究ができる職業のひとつに学芸員があることを知り,進路の選択肢として考えていました。学芸員資格は大学の学部課程で取得,大学院で博士(理学)の学位を取得しました。卒業後,国立科学博物館の非常勤研究員,埼玉県立自然の博物館の非常勤学芸員を経て現職に就きました。
仕事内容は ?
調査研究:三浦半島を中心とした植物を調べ,成果を学会や論文で発表しています。最近のテーマは三浦半島の植物の多様性の起源の解明です。外来種や絶滅危惧種の新発見・再発見なども報告しています。
資料の収集・保管:野外調査の他,寄贈や購入により植物標本を収集しています。適切な標本の整理・保管をしながら,標本画像も含めた資料情報の電子データ化を進めています。
展示・教育普及:身近な自然への興味関心を促すような展示や観察会,講座などの普及啓発事業をしています。クラフトなどのワークショップイベントを多く実施し,楽しく学べる工夫をしています。
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付属施設での観察会

ワークショップ作品事例

1日or1週間の業務スケジュールと働き方は ?
【月】休館日のため休務日。プライベートで野外散策したり,大学の研究室に行ったり,自宅で論文書いたり。
【火】AM:役所の他部署に頼まれて公園や学校の樹木管理指導。PM:高校生(SSH指定校)への研究指導。
【水】AM:小学校理科の授業対応。PM:ボランティアさんと標本整理(未登録標本のデータ入力)。
【木】AM:市民から珍しい植物の情報を受け,野外調査。PM:会議。
【金】AM:学会発表要旨の作成・提出。PM:季節毎に更新する常設展示の入れ替え,翌日のイベント準備。
【土・日】観察会や実験教室,クラフト体験などのイベント対応。どちらかは休館日。
仕事のやりがいのポイントは ?
学芸員は感謝の言葉をいただくことが多い仕事だと思います。また,自分で作製した標本が博物館に収蔵することは,自分の仕事が後世まで残ることになりますので,意義深いです。博物館の展示を担当する際,企画・解説・デザイン等を自分の裁量で行えるため,モチベーションに繋がります。総じて自分の知識や技能が活かせる仕事であると実感します。
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